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2002年、ロサンゼルス。殺人事件の現場に駆け付けたFBI捜査官のレイは、若い女性の遺体を見て絶句する。
被害者は、テロ対策合同捜査班でのパートナーで、親友でもある検察局捜査官のジェスの最愛の娘だったのだ。
レイはエリート検事補のクレアと共に捜査に乗り出し、一度は容疑者の男を捕まえるのだが、FBI組織内の事情により、上層部は男を釈放して自由の身にしてしまう。
あれから13年、失意のもとにFBIを辞めたレイが、クレアとジェスの元に帰って来る。新たな手掛かりを見つけ、捜査を再開するために。 容疑者を突きとめ、逮捕にのり出した彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する結末だった。 -
90年代から現在に至るまで、ハリウッドのトップに君臨し続けてきた2大女優、ジュリア・ロバーツとニコール・キッドマン。それぞれ『エリン・ブロコビッチ』と『めぐりあう時間たち』で、アカデミー賞®主演女優賞を受賞し、人気・実力共にスターのアイコンとなった2人の初競演が実現した!
オスカー女優たちに挟まれながらも、主演の元FBI捜査官を見事に演じたのは、今最も期待と注目を集める演技派俳優キウェテル・イジョフォー。世界を涙で包んだ『それでも夜は明ける』でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされ、日本でも大ヒットを記録している『オデッセイ』では、主人公の帰還を手助けする、キーパーソンを演じた。
オスカーだけでなく、例年のように世界各国の賞レースを賑わせている彼らに出演を熱望させた理由は、映画史上かつてない、最後の最後まで観る者を欺き続ける、比類なきストーリーにあった。13年前に未解決で終わった殺人事件の謎を解くために、かつて捜査チームを組んだ3人が再会するのだが、真実に迫れば迫るほど真相は逃げていく。捜査班の中に裏切り者がいるのか? 13年の間にいったい何があったのか? 果たして、真実を握りつぶしたのは、誰─? 善と悪、愛と憎しみの間で揺れ続ける3人の鬼気迫る駆け引きに、唸らずにはいられない。 -
本作の監督・脚本は、『ニュースの天才』の監督と脚本で高く評価され、『キャプテン・フィリップス』の脚本でアカデミー賞®にノミネートされたビリー・レイ。ベースとなったのは、2010年にアカデミー賞®外国語映画賞を受賞した『瞳の奥の秘密』。当時絶賛された驚愕のラストシーンを本作ではさらにひねり、世界が2度息をのむ、本格派にして新時代のサスペンスを完成させた。 また、主演の3人を支えるキャストにも、実力派が集まった。テロ対策合同捜査班の責任者である検事には、イギリス出身の名優アルフレッド・モリーナ。『17歳の肖像』などアート系の作品で数々の賞を獲得すると共に、『スパイダーマン2』や『ダ・ヴィンチ・コード』などの超大作でも強烈な印象を残している。その他、『チェンジリング』や『エベレスト3D』のマイケル・ケリー、『リトル・ミス・サンシャイン』や大ヒットTVシリーズ「ブレイキング・バット」のディーン・ノリスが出演し、スクリーンに深みとリアリティを与えている。
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